福田雄基税理士事務所

税理士が綴る、税務、会計と日々のあれこれ

税金について5(法人の永続性)

自然人(生身の人間)とは違い

法人は

お金と

役員に就任する人がいる限り

永遠に続く

これをが法人の永続性です。

 

このため

法人そのものには

当たり前ですが

相続が発生しません。

 

その法人の株主に

相続が発生した場合には

株式が

相続人に相続されますが、

法人そのものが

所有する財産に

影響がありません。

 

何代相続を経ても

法人が所有する

財産は減少しない

つまり

一定の財産のロットが

維持されるので

財産の永続性も

確保しやすいのです。

 

相続を経て

財産が分割されていくと

一般に

雲散霧消し

利子配当での

収益が減少すると

考えられます。

 

サイフ法人とは

この法人の永続性に

フォーカスして、

財産の永続性の

確保を狙うというものです。

 

相続税が

富の再分配機能に

対抗するものですね。