福田雄基税理士事務所

税理士が綴る、税務、会計と日々のあれこれ

税金について30(倒産防止共済)

売掛債権の焦げ付きに

対応するための保険に

倒産防止共済(愛称:経営セーフティ共済)があります。

 

売掛金が焦げ付いて

入金されなくなった場合に

この共済に入っていると

掛金の10倍を無担保・無保証で借りることができます。

 

このようなリスクヘッジをするとともに

掛金が損金・必要経費になり

かつ

40ヶ月以上掛金を払っていると

任意で解約しても

100%掛金が戻ります。

 

ですから

節税商品として

使われている面も

強いのですが、

解約金に

利息は付きません。

 

なので

今のように金利が上昇し

インフレが進んでいる

社会情勢では

かつての

デフレ下ほどの

節税効果は

無くなっていると

思います。

 

ですが

節税の有効な選択であることは

変わらないと考えます。

定期積金を

しているのなら

まずこの共済を

すべきでしょう。

 

インフレにより

この共済の

節税効果が無くなるような

世の中は

現金の価値が

急激に目減りする

ある意味

恐ろしい

世の中です。