税金について27(法人化のデメリット4 銀行口座開設)
法人化の
デメリットのひとつに
銀行口座開設の難しさがあります。
これは
詐欺などの
振込先に銀行口座が
利用されてきたからだと
思います。
30年ほど前までは
どんな名義の口座でも、
自分の親族の名義はモチロン
歴史上の人物、
例えば近藤勇といった名義でも
簡単に作れる時代
だったのです。
法人の代表者の
口座開設銀行との関係(代表者個人名義の預金残高、銀行関係者との人脈など)
によって
口座開設の
難易度が変わってきます。
個人事業を経ないで
いきなり法人事業を
新規開業する場合、
口座開設というハードルが
最も高いのではないかと
思います。
銀行口座が無いと
事業ができません。
私も
函館に戻ってきてから
法人設立後に、
とある銀行に
法人名義の口座開設を
しに行きましたが、
けんもほろろに
追い返されました。
私が長い間
関東地方に住んでいたため
その銀行とは
しばらく取引していなかったのです。
個人名義の口座残高も
ほぼ0でした。
法人の出資金を振り込んだ
個人名義の口座を1年ぐらい放置する
羽目になりました。
仕方が無いので
比較的ハードルが低かった
ネットバンクでなんとか
法人口座を開設し
銀行取引が行えるようになったのです。
ちなみに
その「とある銀行」に
1年ほどしてから
口座開設を申し込むと
アッサリ
応じてくれました。
出資金をそのまま置いておいたので
見せ金では無いことや
資金的な余裕があることを
評価してくれたためではないか
と感じています。