税金について46(従業員の不正)
「S運輸が5千万円の所得隠し
架空経費計上
国税指摘」
との記事がありました。
金額を見て
それほど多額ではないのに
記事としてでるのか?
とちょっと怪訝に思いました。
確かに有名企業なのですが…。
従業員が帳簿を操作して
架空経費を計上していたそうです。
まぁ、その架空経費分を
自分の口座にでも振り込むか、
現金を引き出してポケットに入れていたのでしょう。
もしくは業者とつるんでバックさせたのか。
古典的な手口です。
税務調査で
従業員の不正が発覚することは
良くあることです。
このとき
被害者といっても良い会社は
加害者として
重加算税などの罰金的な税金を
課税されるケースが多いのです。
被害者の会社が
管理不足ということで
加害者として
ビンタされる。
なんともやるせないです。
従業員が
業務の際に発生する
クズ鉄や部品を現金で売り、
それを着服していた
事案の経験があります。
このときも
被害者といってもよい会社に
重加算税が課税されました。
従業員でも
課長などの管理職だと
役員ではないのですが
会社の行為とみられる傾向が強いです。
この原因は
業務の属人化です。
特に事務系の方に多いのですが、
書類の保管場所、
業務過程、
暗証番号、
特殊事情などを
明らかにせず、
自分しかできないようにするのです。
簡単にいうと
保身であり、
自分がいなければダメなんだという
自己顕示というか
自己承認というか
良く分からない欲求に
基づくものと思われます。
保身ならまだしも
不正までしてしまったのが
今回のS運輸でしょう。
税務調査、
長期休暇、
退職、
により不正が発覚することは
よくあることです。
このようなことを避けるのは
少なくとも3年から5年に一回は
担当替え、配置替えが必要です。
もっとも
不正をしている方は
必死に拒みますが、
それに負けてはいけません。
会計事務所でも
職員の退職により
担当替えとなりクライアントを引き継いだが、
業務水準の低さに
唖然とすることも
よくあります。
意図的といってもよい
不正すらあります。
そういうときは
やはりとても残念な気持ちにさせられます。